文学

日本古典文学大系 71
三教指帰/性霊集
空海 著
岩波書店
1965/11

 

新釈漢文大系 64
文心雕龍 上 
戸田 浩暁 著
明治書院
1974/11/1

 

逝きし世の面影
渡辺 京二 著
平凡社
2005/9/5

 

 

 

 

内容紹介
「私にとって重要なのは在りし日のこの国の文明が、人間の生存をできうる限り気持のよいものにしようとする合意とそれにもとづく工夫によって成り立っていたという事実だ」近代に物された、異邦人によるあまたの文献を渉猟し、それからの日本が失ってきたものの意味を根底から問うた大冊。1999年度和辻哲郎文化賞受賞。

 

近代の秀句
新修三代俳句鑑賞
水原 秋桜子著
朝日新聞社
1986/11

 

 

 

内容紹介
名句を読む楽しみ。現代俳句に明快豊穣な風景句の世界をひらき、その面目を一新させた著者が、子規以後、明治・大正・昭和三代の名句を懇切に鑑賞する。

 

余白の祭
恩田侑布子 著
深夜叢書社
2013/3

 

句集 夢洗ひ
角川俳句叢書
日本の俳人100
恩田 侑布子 著
角川書店
2016/9/1

 

イワンの馬鹿の恋
恩田侑布子句集
恩田 侑布子 著
2000/6

 

 

 

 

内容紹介
以前、恩田侑布子氏に「あらき俳句会」にて師事していた頃に入手した第一句集。
今では大変入手困難な句集となっています。

 

もったいないので、お気に入りの句を勝手ながら掲載させていただきました。全59句

 

 

恋一 

 

ゆめたがへくゎんおんまでのゆきやなぎ

 

擁きあふわれら涅槃図よりこぼれ

 

手をひかれ冥府地つづき花の山

 

みつみつと椿の咲きぬ虚空像

 

針穴の底が満開ほととぎす

 

春深し炎のごとき戸の木目

 

川底の冬日の綺麗をわすれめや

 

 

死に真似

 

春浅しビー玉のれる画家の椅子

 

白梅や淡あはと人老いたまふ

 

峡の奥老梅飛沫あげゐたり

 

春浅し翳へ日向へ草履曳き

 

あのねのね春の障子に竹の影

 

あしゆびをそよがせ涅槃したまへり

 

いたどりや鋼の色の日本海

 

田づらまでみづうみ匂ふ夕霞

 

書くたびに欝の時を引く春時雨

 

仮の世に留まる月日や花馬酔木(あせび)

 

死に真似をさせられている春の夢

 

花鳥に風邪の浅瀬のありにけり

 

菜の花をいれし立鼓(りうご)のくびれかな

 

沁み入りし月光さがす潮干狩

 

万華鏡出口のなくて春の暮

 

山ざくら咽を落ちゆく水の音

 

湧水の衣通(そとほ)る花の夕べかな

 

枇杷灸の背骨たどるや春の月

 

骨壷の隙間おそろし夕桜

 

寝ころんで脇のさみしき花莚

 

垂れこめて空の華やぐ柳かな

 

 

水の靨(えくぼ)

 

翡翠(かわせみ)や水のみ知れる水の創(きず)

 

ジーンズに腰骨入るる薄暑かな

 

髪洗ふいま宙返りする途中

 

北斎の白雨に消ゆるふくらはぎ

 

青蔦のつるの鎌首風の中

 

光年のスタート切りし蝸牛

 

螢火やよもつひらさか水落とす

 

不揃ひの余命の足や蛍狩

 

来し方やいま万緑の風邪の水脈(みを)

 

ほととぎす深井にみつめ返さるる

 

夏山がぐるり仏足石の留守

 

レンズより星座それゆく涼しさや

 

前の世はいづこを撫でし百日紅

 

さりげなき死後のことづけ蝉時雨

 

 

弥勒

 

母蜻蛉(あきつ)かそかに水を叩きては

 

かうぞ紙重ぬる音や秋真昼

 

結界や露の青竹さしわたす

 

秋天の高き眸(ひとみ)と会いにけり

 

鉦たたきミロク生まるる支度せよ

 

台風の目白押しなり誕生日

 

輪廻これ秋の河原の乱反射

 

 

光の鳥

 

川底の石つぶらなり神の旅

 

冬川の痩せつつ天に近づけり

 

ビスケット噛めばもはもは冬の暮

 

年の瀬を青い地球の人であり

 

みほとけに現身(うつしみ)あらば藪笹子

 

九頭龍のいまし咬むなり冬怒涛

 

足蹴(あしげ)みな光に似たり浜千鳥

 

 

恋二

 

吊り橋の真んで逢ふさくらの夜

 

彼岸より此岸がとほし花の闇

 

雲の峰かつぐイワンの馬鹿の恋

 

SF

われはロボット
アイザック・アシモフ 著
小尾 芙佐 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1983年11月

 

 

 

内容紹介
ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改変した事件にロボット心理学者キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイなど、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。

 

幼年期の終り
アーサー・C・クラーク 著
福島 正実 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1979年4月1日

 

 

 

内容紹介
異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!

 

宇宙のランデヴー
アーサー・C・クラーク 著
南山 宏 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1985年9月

 

 

 

内容紹介
〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕太陽系内に突如現われた謎の小惑星。だが、それは自然の天体ではなく、巨大な金属物体であった。ついに人類は、宇宙からの最初の訪問者を迎えることになるが……巨匠クラークが〈未知の存在〉とのファースト・コンタクトを、該博な科学知識を駆使して見事に描きあげた超話題作

 

風の十二方位
アーシュラ・K.ル・グィン 著
小尾 芙佐 翻訳
丹地陽子 イラスト
ハヤカワ文庫 SF
1980年7月25日

 

 

内容紹介
〔ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞〕銀河のかなたのフォーマルハウト第二惑星で、セムリは〈海の眼〉と呼ばれる首飾りを夫ダーハルに贈ろうとするが……第一長篇『ロカノンの世界』序章となった「セムリの首飾り」をはじめ〈ゲド戦記〉と同じく魔法の支配するアースシーを舞台とした「解放の呪文」と「名前の掟」、『闇の左手』の姉妹中篇「冬の王」、ヒューゴー賞受賞作「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞作「革命前夜」など17篇を収録する傑作集。

 

ニューロマンサー
ウィリアム・ギブスン 著
黒丸 尚 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1986年7月1日

 

 

 

内容紹介
〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ、ケイスは空虚な日々を送っていた。今のケイスはコンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だがその能力再生を代償に、ヤバい仕事の話が舞いこんできた。依頼を受けたケイスは、電脳未来の暗黒面へと引きこまれていくが……華麗かつ電撃的文体を駆使して放つ衝撃のサイバーパンクSF!

 

猫のゆりかご
カート・ヴォネガット・ジュニア 著
伊藤 典夫 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1979年7月1日

 

 

内容紹介
わたしの名はジョーナ。いまプエルト・リコ沖のサン・ロレンゾ島にいる。"パパ" モンザーノの専制政治に支配されるこの島で、『世界が終末をむかえた日』の著者となるべきわたしは、禁断のボコノン教徒となったのだ。 "目がまわる、目がまわる" 世の中は複雑すぎる。愛するサン・ロレンゾ一の美女モナが、世界中のありとあらゆる水を氷に変えてしまう〈アイス・ナイン〉が、柔和な黒人教祖ボコノンが、カリプソを口ずさむわたしのまわりをめぐりはじめる――独自のシニカルなユーモアにみちた文章で定評のある著者が、奇妙な登場人物たちを操り、不思議な世界の終末を描いた長篇。

 

星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン 著
池 央耿 翻訳
創元SF文庫
1980年5月23日

 

 

 

内容紹介
ハードSFの巨星が一世を風靡した歴史的傑作。星雲賞受賞。

 

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。
解説=鏡明

 

一九八四年[新訳版]
ジョージ・オーウェル 著
高橋和久 翻訳
ハヤカワepi文庫
2009年7月18日

 

 

 

内容紹介
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。

 

ソラリスの陽のもとに
スタニスワフ・レム 著
飯田 規和 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
2015年4月8日

 

 

 

内容紹介
惑星ソラリスを探査中のステーションで異変が発生した。謎の解明のために送りこまれた心理学者ケルヴィンの目の前に自殺した恋人ハリーが姿を現し、彼はやがて悪夢のような現実と甘やかな追憶に翻弄されていく。人間とはまるで異質な知性体であるソラリス。そこには何らかの目的が存在するのだろうか。コンタクト―地球外の知性体との遭遇について描かれた、最も哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をすべきか。タルコフスキーとソダーバーグによって映画化された新世紀の古典、ポーランド語原典からの新訳版。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・K・ディック 著
浅倉 久志 翻訳
土井宏明 イラスト
ハヤカワ文庫 SF
1977年3月1日

 

内容紹介
長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが…。
映画『ブレードランナー』の原作として知られている、フィリップ・K・ディック1968年発表の傑作長編。著者は1982年、53歳で亡くなった。皮肉にもこの年に公開されたこの映画作品により、彼は一躍スターダムにのしあがることとなった。

 

ディックの作品には、SF小説でありながら、登場人物の人間関係、恋愛、家族のきずななどが見事に盛り込まれている。この物語も単なる賞金かせぎとアンドロイド8人のバトルで終わってはいない。人間とアンドロイドの違いを通して、人間とは何かを考えさせられる作品だ。(石井和人)

 

火星年代記
レイ ブラッドベリ 著
小笠原 豊樹 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1976年3月14日

 

 

 

内容紹介
火星への最初の探検隊は一人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやりかたでもてなしたからだ。つづく二度の探検隊も同じ運命をたどる。それでも人類は怒涛のように火星へと押し寄せた。やがて火星には地球人の町がつぎつぎに建設され、いっぽう火星人は…幻想の魔術師が、火星を舞台にオムニバス短篇で抒情豊かに謳いあげたSF史上に燦然と輝く永遠の記念碑。著者の序文と2短篇を新たに加えた新版登場。

 

華氏451度
レイ・ブラッドベリ 著
宇野 利泰 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1975年

 

 

 

内容紹介
焚書官モンターグの仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。本は忌むべき禁制品とされていたのだ。人々は耳にはめた超小型ラジオや大画面テレビを通して与えられるものを無条件に受けいれ、本なしで満足に暮らしていた。だが、ふとした拍子に本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わってゆく―SFの抒情詩人が、持てるかぎりの感受性と叡智をこめて現代文明を諷刺した不朽の名作。

 

夏への扉
ロバート・A. ハインライン 著
福島 正実 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1979年5月

 

 

 

内容紹介
ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から2番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ! そんな時、〈冷凍睡眠保険〉のネオンサインにひきよせられて……永遠の名作。

 

月は無慈悲な夜の女王
ロバート・A. ハインライン 著
矢野 徹 翻訳
ハヤカワ文庫 SF
1976年10月

 

 

 

内容紹介
2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した! 流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取され続けてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには……ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇。

神示解読用資料